溶接雑記
なわとびのすすめ
- 2008-10-02 (木)
- 雑記
今、国内の製造業の置かれている状況は大変厳しい。
ここに来て著しく景気が後退している原因は一体何だろうかと考えてみた。ここ数年の原材料価格や原油の高騰、消費の低迷、企業間の吸収合併や業界再編、工場の規模縮小や海岸地方への移転、メーカーによる製品製造の内製化、価格競争の弊害、積もり積もった偽装の露呈、BRICsの台頭、その実態が掴みにくい複雑なからくり仕掛けの金融ファンドの不安定要素等、エコノミストやマスコミの論者は様々な理由を並べ、結びつけ、いや、そのどれもが少なからず原因にかかわっているとわたしも感じることはできるが、それは要因であって、それらのからみあいがいわばバタフライ効果をともなうカオスの様相なので、パッと見で見えるようなものでないことは確かだ。
地域ブランドとブレンド
- 2007-12-08 (土)
- 雑記
この数年、めっきりコーヒーを飲まなくなってしまった。その昔高校生の頃、まわりに先駆けて、あの化学の実験器具と同じテイストを醸し出すサイフォンコーヒー器具一式を手に入れ、どこか儀式めいた気合いでコーヒーを淹れて口にし、好きな音楽を聞きながら悦に入っていた自分が恥ずかしながら懐かしい。
今の嗜好はもっぱら緑茶である。朝起きてまず緑茶、食後も昼も休憩時間も来客にも緑茶、出先などの状況によって仕方がなくコンビニや自動販売機で購入する時も迷わず緑茶を選ぶ。ただし、缶やペットボトル入りのもので「これはおいしい」と感心できるものに出会ったことはない。緑茶に限ったことではないが「淹れたてにかなう味はない」と飲料メーカーも前提にしたうえで「缶やペットボトル入りの飲料」として戦略を立て、努力し、販売しているのだろう。
お礼
- 2007-05-18 (金)
- 雑記
当工房はこの6月で創業丸5年になります。幸運にもこうやって継続して来られたのは、まず当初、どこの馬の骨とも分からない当工房を見つけ出し、その後も仕事の発注をいただけている取引先の方々、そして過去に在籍していた会社の仲間や古くからの友人、同業の仕事仲間や家族達からの応援があったからこそです。この場を借りて心より感謝します。
不確かな理由づけ
- 2005-04-16 (土)
- 雑記
この4月、TIG溶接用のステンレス溶接棒の値段がまた上がった。308材で1kgあたり100円、316L材ではなんと250円。いくらなんでも上がり過ぎである。本来、値は需要と供給の程良いバランスで決まるのだろうが、今、あきらかにそのバランスが崩れている。
聞くところによると、供給が全く追いつかないのだそうだ。材料はその大半を中国向けの輸出に持っていかれ、国内は究極の材料不足に陥っている。そして、それら材料を中国に運ぶ為の船便が必要とされ、現在、国内の造船工場では多忙を極めて船を急造しているのだという。よって国内では造船会社優先に材料が回されている。
・・・どこか、おかしい。国内の材料不足といっても、うちで使うようなポピュラーな材料はそれほど滞りなく入ってくる。手に入らなくてモノが造れない、というようなこともない。以前に比べ、材料が入りにくくなった、という実感は全くないのである。ただ値段が高くなっただけだ。
雰囲気
- 2004-10-13 (水)
- 雑記
「雰囲気」という言葉がある。
「あの二人、イイ雰囲気だね」とか「このお店の雰囲気、素敵」というように遣うことがあるが、それは二人の関係がつくり出している空気、そのお店がかもし出している空気や、それらをとりまいている感じやムードのことをさして言う。
「雰囲気」・・・もともとは科学、化学などの分野で遣われる言葉で、地球をとりまく空気や大気の状態、あるいは環境のことを意味している。
溶接作業においては、この「雰囲気」づくりこそが重要なポイントとなる。融点を超える熱で溶かされ、接合された金属は、冷めるとともに再び凝固する。この過程で、空気中の酸素や窒素などの成分を巻き込んでしまう。凝固した溶接部内に酸化物や窒化物(いわゆる不純物)が混ざってしまうと金属組織が脆弱になり、性質が悪くなる。
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