ハイパイル詳細・取り扱いの注意事項

ハイパイル・詳細

◎電解式焼け取り機について
 電解式焼取り機とは溶接後の焼けを電気的に除去するものです。電解液を触媒として製品に電気を流すとその表面が化学反応により、溶接焼けが除去できるというものです。この時、電極が直接製品に触れるとショートしてしまうので、電極を保護する膜が必要となります。この保護膜に電解液を含ませることによって通電させ、溶接焼けを除去します。
 ハイパイルはこの保護膜として使用します。電解液は中性のものもありますが、焼取りの効率を考え、弱酸性のものも多く使われているようです。したがって、この保護膜に求められる条件として以下のことがあげられます。

・絶縁性を持っていること
・酸性の薬品に強いこと
・熱に強いこと
・耐摩耗性を持っていること
・多少の凹凸面に対しても順応できる柔らかさがあること


 ◎パイル地のメリット
 ・表面積が大きい     
 ・弾力性がある
 ・厚みが確保できる   
 ・摩擦抵抗が少ない

   サイズ    材質
・ハイパイルTube 1m(※畳幅35mm×1m)
・ハイパイルTube 3m(※畳幅35mm×3m)
ポリアリレート系繊維

 ※当工房では、電極チップの長さ標準サイズを50mmとしています。畳幅35mmはこれににフィットする寸法です。用途に合わせて、自在にカットしてご使用下さい。


◎使用方法
 カットしたハイパイルを裏返し、パイル地を表側にしてコテチップAに被せます。電解液を全体によく含ませてから焼け取り作業を行ないます。
ハイパイル装着例


ハイパイル・取り扱いの注意事項

・ハイパイルTubeを御購入された時、パイル地は内側になっています。カット後に裏返し、パイル地を表にしてご使用下さい。
・ハイパイルはハサミでは切れません。刃がこぼれてしまいます。使用寸法にカットする場合はバイス等でくわえ、バイスの上辺に沿ってカッターで削ぐように切って下さい(写真 参照)。
・カットする寸法は使用電極寸法より余裕を多めにとって下さい。コテチップAで使用の場合、60mm以上の幅でカットするのが適しています。
・パイル地をカットするので、はじめの内は糸屑が出ますが、使っている間に馴染んで来ます。無理にほぐさないようにして下さい。
・生地は使っていると伸びて緩んでくることがあります。ものは使い様です。最初、コテチップAで使用し、少しくたびれたところで、コテチップBに使用する。この方法がお勧めです。
・より寿命を長く保ちたい場合は、使用後、水洗いしてからよく乾かして下さい。
・焼け取り機で強い電流を使う場合はハイパイルを二重にしてご使用下さい。
・コテチップBで使用の場合はハイパイルを内側に折り込むように二重にして、太めの輪ゴムで巻き付けて下さい。コテチップAで使用後のハイパイルを折り込むとちょうどコテチップBのサイズに合うようになっています。
・ハイパイルは消耗品です。長期に渡って使用していると、パイル地の隙間から電極が突き出してしまうことがあります。電極と製品がショートしてしまう前に新品と交換して下さい。

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